STREAMED導入で狙った記帳代行効率化以外の副次効果

当社は、徳島県に本社がありグループ全体で120名超の社員がおります。大阪支社は平成13年に設立し、徳島本社と密に連携しつつ、少数精鋭の12名のメンバーで運営しております。大阪支社はスタートアップのお客様が多く、社長には社業に専念してもらいたいがために自計化ではなく記帳代行を戦略的に増やしています。

また本社よりも組織体が小さいので、新しいことには積極的に取り組むようにしています。本社からもそこを期待されているので、チャレンジングなことも応援してくれています。STREAMEDもリリース直後の2016年に導入を決断しました。もちろん業務効率化を実現し、負担のかかる入力作業から職員を解放したいという思いもありましたが、経営者として感じていた3つの課題も解決できると思いました。

1つ目は、下代（社内原価）を確定できること。業務の作業量や生産性も把握しようとして把握しきれていないケースがほとんどです。生産性を把握するために、信じられるのが日報だけという経営を脱却したいと思っていました。

2つ目は、引継ぎのコストを下げられること。会計事務所の業務はどうしても属人的になり、担当の引継ぎ時に業務が逼迫します。将来発生するコストを考えると、人が覚えていることよりもSTREAMEDが覚えていくことのほうが大いにメリットがあると考えました。

3つ目は、ヒューマンエラーを防げること。どんな作業でもヒューマンエラーは発生するものだと思っています。そういったミスの原因追及をして、打ち間違えないような仕組みやスキルを身に着けてもらったところで、これから必要なくなるスキルということは自明なのでSTREAMEDに任せようと考えました。むしろ今後必要になるスキルはITサービスなどの新しいものを取り入れることや、上手く活用するため業務設計をするスキルだと考えており、事務所としても新しいものを導入していることを意識的にしています。

サービスにも会社にも期待がある、だから言いたいことを言った

STREAMEDを会計事務所博覧会で見て、すぐに導入をしたいと思いました。ただ、2016年の当時は株式会社クラビスもマネーフォワードのグループに入る前のベンチャー企業だったため、事務所業務のインフラサービスとして業務に組み込んでもよいのかという懸念がありました。実際に会って確かめるしかないとクラビスの本社に出向き、代表の菅藤さんのお話を直接聞いて導入を決めました。菅藤さんだけではなくクラビスの社員の方々と接する中で、顧客に寄り添う姿勢が文化として現れていて信頼できるなと感じました。おこがましいですけど「一緒に大きくなっていきたいな」や「もっと便利なサービスになってほしいな」という想いになりました。

そういう想いになったことで、普段他のシステムベンダーには要望を出すことはは基本的にはしていませんが、STREAMEDにはどんどん要望を伝えました。真摯に聞いてくれますし、実際に改善もしてくれているので要望を伝えて良かったなと感じています。もちろん改善されてない部分もありますが（笑）私たちも利用顧問先数が非常に増え、機能に対する期待も増えてきているので今後に期待しています。

記帳代行を効率化することで、お客様のニーズに応え続ける

顧問先様が永く事業を続けていくのをサポートし続けたいため、事務所としても社会から必要とされるサービスを永続的に提供していきたいと思っています。

会計事務所の仕事は社長の秘書のようなものだと感じます。
痒いところに手が届き、社長が困っていることをアプローチしていくことが必要とされる仕事です。入力作業に忙殺されていたら、そこまで気を回すことも難しいですよね。

会計業界は今後より競争が激しくなり、求められる品質もより高く・そして早くなると感じています。全て自動化していくことは不可能だと思いますが、ITを活用し出来る限りの効率化を行い、人が判断すべきところに注力する仕事の行い方をしないと、生き残っていく事務所にはなれません。今後も新しいサービスや取り組みも積極的に行い、顧問先様が求めるサービスを提供し続けていきたいです。