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【確定申告ガイド】白色申告と青色申告って何だ? 特徴をまとめてみた! – 2/10
2015.07.03
申告には2種類あるってホント?
さて、前回のコラムをお読みいただいた方は「個人事業主は自分で確定申告をしなければならない」ことがお分かりいただけたかと思います。 でも、この確定申告、やり方が2つあるってご存知でしたか?白色申告と青色申告です。 そこで、この2種類の確定申告の方法について、徹底比較してみたいと思います。
違いその1:申告書の色
そもそも、なぜ「白色申告」「青色申告」という名前なのか、ということに簡単に触れておきます。これ「申告書として使う書類の紙の色」を指しているのです。
違いその2:税務署への届出
さて、紙の色も違えば実際の手続きもまったく違います。具体的な部分をみていきましょう。 まず「税務署への届出」について。白色申告は・・・「何もしなくていい」が正解です。 一方、青色申告は、税務署に書類を提出して届け出ないとできません。
違いその3:作らなければいけない書類の種類
会計データを集計して、最終的にどんな書類を作らなければならないのか、という点でも、両者には明らかな違いがあります。白色申告で作るのは「収支内訳書」。 簡単に言えば「どんなことでお金が入って、どんなことで出て行ったのか」を分類した書類を作ればいいのです。
一方、青色申告で作るのは「損益計算書」。これは「一定期間において、いくら売上があって、いくら経費がかかって、結果としていくら儲けが出たのか」ということを計算します。
違いその4:帳簿づけの方法
白色申告は「単式簿記」が基本です。わかりやすくいえば「お金が入ってきたときただ、『入ってきた』という事実と金額だけを記載する」ということです。 青色申告も基本的にはこの単式簿記でかまいませんが、より税金上のメリットを受けようとするならば「複式簿記」が必須になります。つまり「お金が入ってきた場合、入ってきた事実と金額のみならず、その理由も記載する」ということです。
違いその5:税制上の優遇措置
白色申告には税制上の優遇措置はありません。しかし、青色申告は方法次第では最大65万円まで所得(ここでは「ビジネスでの儲け」と考えてください)から差し引くことができます。そのため、所得税もかなり安くできる可能性があるのです。
まとめ
本文で書いたことをまとめて、表を作ってみました。時間がない人はまずはこれだけ頭に叩き込んでおきましょう!
次のページ:白色申告に向いているのはこんな人! – 3/10
誰でも分かる! 個人事業主のための確定申告ガイド (全10回)
・個人事業主になったら知っておきたい税金の話 – 1/10
・白色申告と青色申告って何だ?特徴をまとめてみた! – 2/10
・白色申告に向いているのはこんな人! – 3/10
・白色申告のやり方#1~用意するもの – 4/10
・白色申告のやり方#2~作るべき書類 – 5/10
・青色申告に向いているのはこんな人! – 6/10
・青色申告のやり方#1~用意するもの – 7/10
・青色申告のやり方#2~税務署に届出をしよう! – 8/10
・青色申告のやり方#3~作るべき書類 – 9/10
・青色申告で税金が安くできる!~複式簿記にチャレンジしてみよう! – 10/10
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