現金出納帳のデータ化条件
目次
はじめに
対象プラン:会計事務所プラン・プレミアムプラン
このページでは以下についてご案内します。
- 「現金出納帳」としてデータ化が可能なのはどのような証憑か
- 現金出納帳のデータ化の仕組みを流用してデータ化ができる表形式の例
- データ化するにあったっての注意事項について
データ化する項目について
データ化する項目の一覧
【必須項目】
・日付
・金額
・摘要
【記載があればデータ化が可能な項目】
・勘定科目 (なくてもデータ化可能)
〈注意〉
上記のデータ化必須項目があっても、通帳及び通帳フォーマットと見受けられるものはデータ化できません。
勘定科目は顧問先ごとの科目設定に存在している科目と完全一致している場合のみデータ化されます。
残高について
数値の入力は対象外です。
STREAMED上で「残高」はオペレーターが入力した「入金」列または「出金」列の数値から算出しています。
「残高」項目について、記載された数値をオペレーターが入力することはありません。
なお、ウェブ版画面に表示されている「残高」は会計ソフトには出力されません。
それぞれの入力項目に関する解説と注意点については、次の項目で詳しくご案内します。
日付について
- 各ページで「年・月・日」が判断できる形式でアップロードをお願いいたします。
「年」の記載がない場合
「年」の情報がない場合は判断できないため、その時点での直近の年数として入力します。
また、基本的には行ごとに「年」の記載をお願いいたします。
例:2024年1月1日 または 2024,1,1 のような表現
欄外に年数が記載されている場合でもできる限り入力を行いますが、「2020」など数字のみでは年として判断できないため、必ず「2020年」と記載をお願いいたします。
日付(月・日)の記入がない場合
「月」や「日」が空白になっている場合は上の行にさかのぼり、記載があればそちらの内容を入力します。
さかのぼっても記載がない場合は日付部分はエラーとなります。
年・月・日がページをまたぐ場合
年・月・日は省略せずに記載をお願いします。
前後のページを考慮した入力は行わないため、各ページで年月日が判断できる形式でアップロードをお願いいたします。
例:1ページ目に月と日の記載があり、2ページ目以降は日付だけの場合、月が判断できずエラーとなります。
複数ページに渡って同じ日付のデータをアップロードした場合で、各ページ末行のデータが同日である場合、データ化完了後の表示順はアップロード順となります。
例:日付がすべて2024年1月1日のデータを複数ページ分アップロードした場合、画像の表示順はアップロード順となります。
金額について
- 「入金」と「出金」の列は分けてください。
- 「入金」と「出金」それぞれ一列ずつ入力が可能です。
- 複数の金額列があり、「入金」「出金」の判断ができない場合や、項目名について「入金」「出金」の判断に迷う場合はエラーとなりデータ化できません。
金額が空欄の場合
入力対象外となります。
金額の記載がない行は存在しないものとしてデータ化されません。
金額列が1列で「入金」「出金」の記載がない場合
その金額が「入金」なのか「出金」なのかが判断できないため、一律「出金」としてデータ化します。
摘要について
摘要欄が上段と同一内容のため省略している場合
空欄となっている場合はそのまま空欄でデータ化となります。
「〃」を記入いただくと上段と同一内容でデータ化が可能です。
▼例
勘定科目について
勘定科目は記載がなくてもデータ化は可能です。
記載があった場合は次項の条件を基本として入力いたします。
- あらかじめSTREAMEDの「設定>勘定科目/税区分」の画面に登録があるものと一致している場合に限り入力します。
- 相手科目の1列のみが存在する形とし、借方勘定科目/貸方勘定科目 などと複数列存在する場合は入力を行いません。
- 出納帳に勘定科目名とコードの両方が記載されている場合は、コード優先で入力します。
データ化可能な形式
一般的に「現金出納帳」と呼ばれるものを基準としてデータ化を行う仕組みです。
仕組みを応用することで「総勘定元帳」「日計表」「多桁式出納帳」などもデータ化が可能です。
ただし、以下に示す条件が必須となりますのでご注意ください。
一般的な出納帳
赤枠が必須項目
※勘定科目は必須ではありません(なくてもデータ化が可能)
総勘定元帳
赤枠が必須項目
- 主科目ごとにSTREAMED上の現金出納帳の口座を分けてアップロードしてください。
- 「借方金額」は入金、「貸方金額」は出金としてデータ化します。
- 1セル内に科目と摘要などが混在している場合、それぞれ判断できる限りの対応をします。
日計表
赤枠が必須項目
多桁式出納帳
赤枠が必須項目
破線赤枠は科目入力の判断に使用します
(科目項目があっても金額の記載方法によって対応が変わりますので、以下の説明をご確認ください)
金額入力に必要な「合計」列があり、金額記載のあることが必須条件です。
(合計列があっても金額記載がない場合、その行は入力対象になりません)
なお、科目の参照箇所は金額の記載方法によって異なります。
※複数の科目に金額が記載されている場合は科目の入力ができません。その場合は初期値として設定されている科目でのデータ化となります。
参考テンプレート
STREAMEDでデータ化が可能な形式に合わせて表を作成される場合、こちらのテンプレートをご利用ください。
そのままではデータ化ができない形式
※項目がわかるように書き込みをしていただければデータ化に対応いたします。
よくお問い合わせをいただく形式
よくお問い合わせをいただく形式を例として掲載します。
摘要列が2列に分かれているもの
このような形式はデータ化可能です。
以下の形式の場合「摘要」の左側の列は「科目」と判断して入力します。
以下の注意点がございますのでアップロード前にご確認をお願いいたします。
注意点
- 「摘要」の項目内に列を分けて科目名と思われる記載があった場合、科目列と判断※して入力します。
※一般的には摘要の左側は科目名を記載することが多く、「科目」と書いてなくても科目としてほしい場合が多いためです。
各入力オペレーターの判断となるため、判断が難しい場合には科目として入力できない場合もございます。
- 「摘要」の項目内で列が分かれていても、項目名が列ごとに別々に記載されていない場合は、記載内容により科目列と判断されるか、科目と判断できなければ入力されない可能性があります。
- 2列とも摘要として入力したい場合は列ごとに項目を「摘要」と記載してください。
- 毎回のアップロードで表の項目は一致させてください。
- 表の項目名を変更する場合はアップロードする口座を分けてください。
- 項目名がアップロードのタイミングごとに変動すると、入力可否や入力箇所のオペレーター判断に影響がでてしまい、お客さまの意図通りの入力ができない場合があります。
摘要列の他に「取引先」や「支払先」の列があるもの
このような形式はデータ化可能です。
「取引先」の列と「摘要」の列をどちらも「摘要」と判断し入力します。
例えば1行目であれば摘要は以下の画像のような入力結果になります。
仕訳一覧表(仕訳日記帳)
一般的な仕訳一覧表(仕訳日記帳)はそのままではデータ化ができません。
STREAMEDではまだ仕訳になっていない証憑を仕訳データ化することを前提としているためです。
上記の理由からフォーマットについて大きく手を加えていただかなければデータ化ができないため、データ化非推奨とさせていただいております。
ただし、以下の点にご注意いただければデータ化できるケースがあります。
場合によってはデータ化結果がイメージ通りにならない可能性もある点についてご留意の上ご利用ください。
〈科目について〉
- 科目は相手科目のみ入力が可能です。
- 科目列が複数掲載されている場合、入力不要な科目列に×印を記入し、科目列を相手科目として入力したい1列のみにしてください。
- 貸借両方の科目が掲載されていることにより「勘定科目が複数ある」と判断された場合、エラー返却となります。
- 勘定科目の入力に関して詳しくはこちらの項目を参照してください。
■勘定科目について
〈金額について〉
- あくまで列の項目名から入金・出金を判断します。(科目列の内容から入金・出金は判断できません)
- 金額列の項目名は「入金」や「出金」で表現してください。
- 金額と思われる列が1列のみで、項目名が「金額」となっている場合、その列の値は出金として入力します 。
- 金額の列が複数あるとエラーとなります。この場合には「入金」「出金」が1列ずつになるようにしてください。
- 金額の入力に関して詳しくはこちらの項目を参照してください。
■金額について
その他
アップロードについて
これまでアップロードしていた形式(フォーマット)とは異なった形式のものをアップロードする際は、必ず新しく口座を作成しご依頼ください。同じ口座で異なる形式のものをアップロードするとエラーとなりデータ化できません。
画像に記載されている文字について
読みやすい文字で記入されていることも、データ化にとっては重要な条件となります。
読みづらい文字の場合は、オペレーターが入力ミスをすることがあったり、一部のみ入力せず「〇」などを充てて入力することがありますので、あらかじめご了承ください。
データ化されるのかご不安な場合は、サポートまでご相談ください。
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