クラウド会計ソフトfreee(フリー)とAPI連携する
クラウド会計ソフトfreee(フリー)とAPI連携する機能について紹介いたします。
クラウド会計ソフトfreee(フリー)とのAPI連携は全プランでご利用いただけます。
追加料金は発生いたしません。
※ただし、クラウド会計ソフトfreee(フリー)側で有料登録をしている必要があります。(freeeの無料プラン、スタータープランだとファイルボックスに登録できる画像の枚数が月5枚までとなります。取引データとして画像付きで送信できる件数に制限があります。)
以下の項目についてご案内しています。
- 連携の流れ
- 連携設定/科目の同期
- データ形式について
- freeeに仕訳データを送信する
- 連携口座/科目について
- 連携される内容について
- 取引データ形式の複合仕訳について
- 決済ステータスについて
- 連携できない場合
- 連携する事業所と出力するデータ形式を変更する場合
- 再連携する場合
- 連携を解除する場合
- 出力形式をfreee以外のものに変更する場合
- freeeのヘルプセンター
- その他注意点
連携の流れ
APIを使って仕訳データを連携させたい場合は、データ化や仕訳の編集をする前にまず科目の同期をしていただくようお願いいたします。
大まかな連携の流れは以下のとおりです。
①出力形式で「freee」を選択
②「freee連携」を押す
③freeeのアカウントにログイン
④連携について「許可する」
⑤連携する事業所を選択・データ形式を選択
⑥科目の同期
⑦STREAMEDでデータ化・編集等
⑧「freeeへ送信」
それぞれの操作について下記をご参照ください。
連携設定/科目の同期
出力形式がfreeeになっていない場合は「変更」を押して「クラウド会計ソフト freee」を選択します。
API連携ではなく、CSVファイルでインポートする際は「タイプ」も選択する必要があるためタイプを選択する画面になります。
API連携ではどちらを選択しても連携する際にデータの形式が選択できるため(後ほど連携する手順でご紹介します)この画面ではどちらのタイプを選択しても問題ありません。どちらかを選択して「保存」と操作をすすめてください。
出力形式でfreeeを選択した後
次はfreeeの画面に接続し科目の同期を行います。
その前に税区分については同期できないため、あらかじめfreeeとSTREAMEDの税区分の設定を合わせてから同期させる必要があります。
この手順に進む前に税区分の設定をご確認いただき、freeeと税区分の設定があっていない場合は設定を合わせてから同期を行うとスムーズです。
STREAMEDの税区分の設定についてはこちらのページをご覧ください。
税区分の設定があっていれば、次はfreeeの画面に接続し、科目の同期に進みます。
出力形式を選択すると、右に「freee連携」というボタンが表示されるので、こちらを押します。
freeeのログイン画面が表示されるので、freeeのアカウントでログインします。
アプリとの連携の許可を求められるので、「許可する」を押します。
「許可する」を押すとSTREAMEDの画面にもどります。
STREAMEDと連携するfreee側の事業所と、freeeに仕訳を送信する際のデータ形式を選択します。
一番上の出力形式はfreee以外のものに変更する場合に選択するものです。連携の手順ではfreeeが選択された状態から変更の操作をせずにすすめてください。
連携先事業所を選択します。
freee側の全ての事業所が選択肢に表示されます。
【データ形式について】
- 取引データ:画像データも連携したい場合は取引データを選択してください。
- 振替伝票データ:画像データは連携されません。
※「freeeの口座設定による」について詳しい内容は下記「連携口座/科目について」の箇所でご確認お願いいたします。
※取引データで複合仕訳を送信する場合は下記「取引データ形式の複合仕訳について」をご参照ください。
※事業所とデータ形式は後からでも変更できます。下記の「連携する事業所と出力するデータ形式を変更する場合」をご参照ください。
データ形式まで選択して「保存」を押すと、出力形式の右に「勘定科目の同期」というボタンが表示されます。
「勘定科目の同期」を押すと勘定科目が同期され、freeeにある勘定科目がSTREAMEDに追加されます。(STREAMEDにもともとある科目ものこります)
下記のようなメッセージが表示され、該当の科目が必要な場合は、下記の手順で再度科目の同期を行ってください。
①STREAMEDの税区分設定でエラーになった税区分を追加する
②再度科目の同期を行う
※税区分については同期できないため、あらかじめfreeeとSTREAMEDの税区分の設定を合わせてから同期させる必要があります。税区分の設定がないものについては同期できず、この画面で表示されます。
freeeに仕訳データを送信する
出力新規の画面を開き「freeeへ送信」というボタン押すと、freeeに画像と仕訳データが送信されます。
送信するデータは絞込をすることができます。未出力のものがすべて表示されるので、問題なければそのまま又は送信するデータを選択して「freeeへ送信」をクリックするとデータを送信することができます。
送信後、出力>履歴の画面にはこのようにAPI連携した履歴が作成されます。
freeeの画面では取引データと振替伝票データをそれぞれ確認することができます。
【取引データ】
freeeの取引>取引の一覧・登録の画面をみると送信された仕訳データを確認することができます。
【振替伝票データ】
決算申告>振替伝票の画面をみると送信された仕訳データを確認することができます。
連携口座/科目について
取引データとしてデータを送信する際はfreeeに登録されている口座の設定に従って科目が登録されます。
(相手勘定科目についてはSTREAMEDの仕訳データの通り登録されます)
freeeの設定は口座>口座一覧の画面で設定をご確認ください。
※領収書以外の場合です。領収書と請求書のデータについては下記に記載しております。
通帳の例をご紹介します。
口座>口座一覧の画面で新しく銀行口座を登録します。
登録する>設定すると操作を進めます。
「口座を登録する」を押すとこちらの画面になります。STREAMEDと連携する場合は「連携せずに口座を登録する」を選択します。
口座名称を入力します。この口座名称はSTREAMEDの口座名称と同じものを登録します。データを送信する際口座名が一致している必要があります。
(freeeでは口座名がそのまま科目として使用されます)
STREAMEDの口座登録も(未登録の場合は新規登録から)名称を「三井住友銀行新宿支店」と登録します。
既存の口座は鉛筆マークを押すと名称が変更できます。freeeとあっていない場合は合わせてください。
科目は連携する際、freeeに設定されている通りになります。この場合はデータを送信すると「三井住友銀行新宿支店」という科目で仕訳データが登録されます。
相手勘定科目についてはそれぞれ編集した内容が反映されます。
<出金の場合>
STREAMEDの借方科目/三井住友銀行新宿支店
<入金の場合>
三井住友銀行新宿支店/STREAMEDの貸方科目
上記のようにそれぞれ相手勘定科目は編集したとおりに反映されます。
三井住友銀行新宿支店と登録したデータは、freeeの三井住友銀行新宿支店、
三井住友銀行四谷支店と登録したデータは、freeeの三井住友銀行四谷支店の設定に合わせて登録されます。
登録のない口座のデータを送信しようとすると以下のような「口座が存在しない」というエラーが表示されます。
freeeで口座を登録してから送信してください。
【領収書の場合】
領収書のデータは「現金・その他」の「現金」と登録されている口座の設定に合わせて登録されます。
【請求書の場合】
請求書のデータについては、freeeに同じ名称の口座を作成して送信していただく必要があります。
STREAMED側の請求書の口座名はこちらの鉛筆マークをクリックすると変更できます。
freee側の現金・その他にある同じ口座名と連携します。登録を合わせて設定してください。
STREAMEDのデフォルトの口座名をそのまま使う場合はfreee側に同じ名称の口座を登録する必要があります。
全角半角の一致も必要なためこちらをコピーして名称に入力し、freeeにご登録をお願いいたします。
請求書(受取)
▽freeeの口座一覧画面
また、請求書については科目名が「請求書(受取)」になりますが「負債の口座」として登録すると決算書上は未払金として表示されます。
連携される内容について
STREAMEDの仕訳データの項目について、freeeではそれぞれ下記の内容で登録されます。
- 摘要(出力)→備考
- 補助科目→品目タグ
- 部門→部門タグ
品目タグ・部門タグは送信前にfreeeに登録されている必要があります。
また、品目タグは科目の同期では同期されないためfreeeの品目タグをSTREAMEDで使う場合はSTREAMEDにて補助科目の追加をお願いいたします。
▽STREAMEDの仕訳データ
▽freeeの登録画面(取引データ)
STREAMEDのメモは送信されません。
振替伝票形式の場合も同様です。
取引データ形式の複合仕訳について
取引データ形式を選択してデータを送信する場合、 STREAMEDのデータで口座設定の勘定科目が 出金の場合は貸方・入金の場合は借方 に1行も設定されていない複合仕訳は連携することができません。
freeeへ送信しようとしてもエラーとなり送信することができません。
口座設定の科目を使わない仕訳については「振替伝票データ形式」にて送信をお願いいたします。
口座設定の科目について、領収書の場合は「現金」・請求書の場合は「未払金」になります。それぞれ「現金」「未払金」が使われていない複合仕訳の場合はエラーとなり送信できません。
※単一仕訳の場合は、送信はできますがfreeeに登録する際に口座設定の科目に変換されて登録されます。連携口座/科目についての箇所をご覧ください。
補足まとめ:決済ステータスについて
単一仕訳・複合仕訳についてすべて「決済済」として登録されます。
決済ステータスについて選択することができません。
連携できない場合
勘定科目・税区分・部門について設定が一致していないと連携することができません。その場合は以下のようなエラーが表示されます。
freeeとSTREAMEDの勘定科目・税区分・部門について設定を合わせてから再連携をお試しください。
※科目の同期を行ってもSTREAMEDにもともとある科目は消えないため、freeeに設定のない科目を仕訳データに使用している場合はエラーがでます。仕訳データを修正するか、freeeに科目を追加する等して設定を合わせてから下記の再連携をお試しください。
連携する事業所と出力するデータ形式を変更する場合
連携した状態で出力形式の横の「変更」を押すといつでも変更することができます。
再連携する場合
一度連携した仕訳データについてSTREAMED上で編集してから、再度連携させたい場合はまず
履歴を削除するとSTREAMED上でデータが未出力の状態になり、もう一度編集できるようになります。
編集をして仕訳データを修正した後、もう一度出力>新規の画面から「freeeへ送信」を押します。
再度連携をするとfreeeに登録されている仕訳データが上書きされます。
同じデータの形式であれば仕訳が重複することはありません。
データ形式を変更して取引データから振替伝票データにした(またはその逆)場合はそれぞれ登録され、同じ仕訳のデータでも重複する場合がありますので、データ形式を変更して再連携する場合は一度freeeで仕訳データを削除してから再連携していただくようお願いいたします。
例)一度取引データで送信したが、振替伝票データで再度送信した場合は取引データと振替伝票データがそれぞれ登録されfreeeには2つの仕訳データが登録されます。
freeeの取引>取引登録の画面では削除したい仕訳にチェックをして一括削除をすることができます。一番上のチェックにチェックを入れるとすべてにチェックが付きます。
連携を解除する場合
「freee連携解除」を押すと解除することができます
連携を解除した後は、freee側では仕訳と画像データは残りますので、削除されることはありません。
出力形式をfreee以外のものに変更する場合
設定>会計ソフト/勘定科目の画面で出力形式の横にある「変更」をクリックして一番上に表示されている箇所で選択し、「保存」を押して変更します。
出力形式を変更したうえで出力>履歴の画面から一度送信した仕訳データのファイルをダウンロードすることができます。
freeeのヘルプセンター
freeeの操作についてSTREAMEDのヘルプページに記載されていること以外の内容等についてはfreeeヘルプセンター等をご活用いただき、直接お問い合わせいただきますようお願いいたします。
その他注意点
freeeで電子帳簿保存法に対応する場合は、STREAMEDの電子帳簿保存法に対応する設定は不要ですが、「取引データ」で仕訳を送信をする必要があります(画像をも含めてfreeeへ連携する必要があるため)。
そのほかfreee側での設定が必要となりますので、ご設定いただきますようお願いいたします。詳しい内容はfreeeにてご確認お願いいたします。
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